オケラの飼育方法まとめ
私がオケラと暮らすようになって一年。そろそろここまでにわかった飼育方法をまとめておこうと思います。
準備するもの
飼育ケース
水槽、金魚鉢、食料保存瓶、昆虫飼育ケースなど、透明で深さのあるものが望ましい。
1匹なら 15cm×15cm×15cm 程度の大きさでよい。
蓋をする場合は空気穴を開ける。メスは飛ぶので蓋はあったほうが安心です。
園芸用品。水に10分以上浸しておく。
エサ
乾燥赤虫、昆虫ゼリー。
その他のエサは料理の際に出る野菜クズや果物など。
ピーナツも食べられるはずですが個体差があるようです。
飼い方
水をじゅうぶんに吸わせた水苔を軽く絞り、飼育ケースの八分目程度まで敷き詰めます。水苔の上にオケラを放ち、エサを置いてやる。それだけです。黒い紙で覆ったり暗室に置いたりする必要はありません。オケラは隠れたくなったら自由にケースの中央に潜ります。
朝晩、悪くなったりカビの生えたりしたエサがあれば取り除いて新しいものを入れます。動物性、植物性、両方なるべく切らさないようにします。ケースのふちの方に入れるようにすると、エサを食べているところを観察できることがあります。
水苔の表面を触って少し乾いてきたなと感じたら、水を振りかけます。底が水に浸かるくらい入れてもオケラは平気なので、早め早めに。
水苔が黒っぽく細かくなってきたら、新しいものと取り替えます。
オス・メス
オケラのオスメスを見分けるのは難しいのですが、鳴き声の違いはわかりやすいです。オスは「ジーーーーーーーー」と連続した機械音のような声で鳴き、メスは「ギロロ、ギョロロ」と鳴きます。
メスを飼う場合、卵を産むことがあります。水苔の中に、指で押しても壊れない鶏卵より一回り小さいくらいの土塊を見つけたら、念のため親とは隔離しておきましょう。卵室あるいは産室と呼ばれるもので、中に卵が15〜30ほど入っています。
子が生まれたら、育て方は成虫と同じですが、初めはあまり硬いエサは食べられないようです。与えたエサを何も食べなくても水苔がエサになるのでしばらくは心配いりません。
ケラの寿命は2年という俗説がありましたが実際は1年です。夏までに捕まえた成虫は来年まで生きないかもしれません。大事に飼ってあげてください。