ケラ成虫は全うした
2016年10月4日
小ケラのキュウリの食べっぷり。
2016年10月5日
小ケラのレタスの食べっぷり。
2016年10月4日深夜
大ケラの瓶の餌の減らなさ、トンネルの動かなさ、音沙汰のなさは、放置できる限界を超えていた。私の気持ち的に。
この日の昼、キュウリを取り除く際に割り箸で水苔の上の方をかき回した。箸先が硬いものに触れた。産室だ。まさかの。しかしこれは、運が良ければベビーの孵卵を見られるのでは。
営業を終えた深夜に産室を隔離すべく瓶の中身を空き箱に開けた。
するとですね、
ウワアア、もう産室脱出してた! 数えると22匹。たくさん出てきたなー!
こんなちっちゃい。
ちっちゃいけどちゃんと掘る動作してる。
絡まった水苔をほぐして行くと、産室の残骸らしきものと、開いていない塊が出てきた。まだ孵卵観察のチャンスはある…のかな。一応別の瓶に隔離。
幼いケラ達に注意しながらさらにほぐし、お母さんケラ「ベガ」を発見した。
ベガの体は、周辺の水苔と半ば一体化し、ところどころクリーム色の粉っぽいカビに覆われていた。お腹の後ろの方は、潰れていた。
一度の交尾で死ぬまで卵を産み続けるタイプやったか。昆虫って確かそんなんおるよね。
ベガは子育て中も3日以上絶食することがなかったし、結構図太く長生きして、たくさん産んだ方なんじゃないかな。
悲しさや寂しさはなくて、ただただ、お疲れさん、という気持ち。