動く!オケラの赤ちゃんたち
2017年9月20日
明朝から孵化を始めたらしいベビーケラたちは、夕方にはほとんどパンダ柄に色づき、卵の殻に頭を突っ込んで中からぺろぺろと舐め回していた。個体に比べて卵の殻の数が少ないように見えるので、最終的には全部食べてしまうのだと思う。
腹から見ると真っ白だけど、頭部や胸部の上側は黒くなっている。カメラを通すとよくわからないが。
熱心に瓶の内側をぺろぺろしているものだから、もっと栄養採れそうなところを舐めなさいよと声をかけたくなる。
7月3日に我が家に飛んできたメスケラをいつまでも「他所から来たお嫁さん」と呼ぶのは不便なので、「ラムチャン」と名付けることにした。昨年我が家で産まれて成虫になったラムチャンのパートナーは「モロボシ」だ。モロボシの両親がベガとアルタイルなので星つながりでいいんじゃないかな。
ラムチャンが卵を産んだのは9月3日だった。18日で孵化したということだ。卵の正確な数はわからないが、ベビーは10匹以上いるようだ。
19時ごろに観察すると、半日前と変わらず狭いところでぎゅうぎゅうになっており、身動きが取れていないように見えた。自然の中でも卵室の内部はこんなもんだろうと思ってそのままにしておいたが、土製の卵室と違い壁の半分は固い固いガラスな訳で、21時ごろいたたまれなくなって周りの水苔を崩してやった。
ベビーたちが生き生きと蠢き始めたので、これでよかったのかな。
モロボシの末の弟妹も人為的に崩した卵室で孵化して育ったので、まあ大丈夫かなと思う。