春生まれのケラ、孵化後二週間
2018年3月15日
3月2日に発見した、奇形気味に生まれた幼虫たちのうち1匹は、外から見えるところに陣取り移動せず、しかし脚をモジモジと動かしている。どうやって生きているのか謎。
そしてあの日立ち上がることさえできなかった子らは残らず死骸になってしまった。
まだ餌を与えるとか掃除するとか、そんなお世話をする段階ではないが、ちょっとだけ様子が見てみたいじゃないですか。
生きてました。
お腹の丸い感じもだいぶ解消されているような? ちょっとまじまじ確認する(ために捕まえる)のは傷つけそうで怖く、よくわかりません。
あ、ジャンプした!
元気そうな子がこの子の他にもいるのが確認できたが、すぐにジャンプして隠れてしまったのでそれ以上は探さなかった。
そっと飼育瓶に水苔ごと戻して、水だけ足しておいた。
幼ケラ920、少年っぽくなる
2018年3月12日
薄墨色した幼虫オケラ 920 は、最近食欲が旺盛だ。葉っぱも赤虫もモリモリ食べる。まだ脱皮を観察させてくれたことはないが、順調に成長している。
翅に厚みができてきた。もうすぐ大人になるのかしら。
凛々しい顔つき。
お腹の丸いオケラの子?
2018年2月11日
920 が顔を見せてくれた。1匹で飼っているとやはり土もほとんど汚れず、掃除も必要ないのでブログに書くことがない。
肩のあたりに小さな羽ができている。色が少し濃くなったかな?
2018年2月24日
羽がちゃんと4枚あるのがわかる写真が撮れた。
この子の親世代では茶色系、ダークグレー系の子が結構いたのを考えれば、生まれ持った色の特徴はあるのかもしれない。
2018年3月2日
先月のはじめは卵の瓶もちょくちょく様子を見て水を足したりしていたが、その度に緑色のカビの塊と化した卵を捨てなければならなかったので、もうダメだろうとほとんど諦めていた。そんなこんなでふとかなり水苔が乾燥しているのに気づき、試しに開けてみて孵化していなければ今日こそ撤去しようと決心した。
そんな時に限って、
孵ってるじゃない!
だがしかし。
どの子も形がおかしい。お腹が丸すぎる。中途半端な奇形っぽい子もたくさんいる。
かろうじて歩ける個体が5匹。あとは全く動かない子、転がったまま脚をヒクヒクさせている子。どう見てもあと数日の命だ。
いつもなら赤ちゃんを発見したらあまり触らず瓶に戻すが、あまりにカビ化した卵が多かったので一旦外の世界に出した。
あとは私にできることは何もないので、ただ強く生きてくれることを願う。
メスオケラは最期まで産卵する
2018年1月21日
白菜。
水玉が綺麗。水やりしたわけではなく、葉先から余分な水分を放出しているのだと思う。美しいところを撮影したが写っていないところはすでに腐り始めている。
1枚のサイズが幼虫の 920 にちょうどよかったが、口に合わなかったのかあまりたくさん食べてはくれなかった。
2018年1月23日
920 がちょっとだけ顔を見せてくれたが、
ちょうど水苔のカケラが目にかぶる位置だった。保護色だけれども前脚シャベルの形はなんとかわかる。実物は数ミリなので写真で拡大しないとわからない。こんなにも強そうなカッコイイ形が自然に出来上がるのはまるで奇跡のようだ。
2018年1月30日
白菜がとうとう崩壊したので処分した。十分助かった。
老オケラの飼育瓶に死骸を2体見つける。どちらも場所は違うが地上のやや下、壁沿いにいた。死地を求めて地上を目指し力尽きたのか。
もうこれで成虫は残り1頭かな。隠れて死骸になっていたらわからないが、と瓶を持ち上げ下から覗き込むと、
ん? 卵?
ベタベタした様子の水苔の塊の中にキラキラ光る粒。その周りのトンネルを成虫がせかせかと走り回っている。ラムチャンかうちの子か、どっちが産んだのかわからないが、これは隔離しなければ。
20個以上ある。卵室は完全ではないが、かなりしっかりした造りだ。
とはいえ、期待はしていない。ラムチャンは食べるために卵を産むような子だし、前回隔離しておいた卵は一ヶ月以上孵らず、やがて腐った。腐る前までは生きていたのだと考えると、なんだったんだろうな。無精卵的なものだったのかしら。
ベガは自分で産んだ卵を食べたりしなかったし、最後の卵もちゃんと孵化したんだけどな。
オケラと年越
前回の日記の直後、7匹生活をさせていた末っ子たちが次々と亡骸になり、ブログを書く気力もなく松の内も明けてしまった。まあ、30匹一度に孵化してもそのうち半分はこれくらいまでに死ぬだろうからしょうがないとは思うが、水苔を換えたのがいけなかったのか、水が冷たかったのか、等々考えてしまって落ち込んだ。去年の子らくらい食欲旺盛だったら違ったんじゃないか。なんで人間が見つけるまで死骸を放置しているんだよ、君ら。食えよ。
2017年12月20日
特にニュースはないが、iPhone の Liveカメラから GIF 作る方法がわかったのでおじいちゃんケラが餌探ししているところを撮るなどする。こうやって共有できるんならもっと撮っておけばよかったな。
2018年1月10日
明けましておめでとうございます。葉物野菜が高いです。
しかし雑煮は餅とカマボコと白菜しか入れないマンなので、白菜を買わないわけにはいかなかった。で、根元の硬いところが勿体無いので老オケラ飼育ケースにそっと入れておいたら、
すくすくと成長を始めた。
2018年1月14日
これ収穫して 920 に与えればいいんじゃん。助かるわ〜。ありがとう、老オケラたち!
2018年1月15日
最近の 920 は餌をあまり食べず、だいたい暗いところに隠れている。でもこの子の掘るトンネルの堅牢さを見れば、まあ元気は元気なんだろうな、と思う。
人間が壁際から水苔を掘り返すとすぐ反対側に逃げるので、その隙に写真を撮った。
頭が映ってなかった。
カリタのロゴタイプの「 a 」の縦が 6mm くらいなので、体長 20mm 超えてるのかな。何度か脱皮したのだろう。無事脱皮できてよかった。
脱皮しても色白さんのままなんだ。このまま成長するのかな。
冬を迎えたオケラたち
2017年11月28日
ラムチャンの卵室2つを入れておいた瓶に全く動きがない。自然に脱出してくるのを待つつもりだったが、何か予感があって壁を剥がしてみた。
孵化しております。しかし目を引く中央の白い物体はダメになった卵をコアにできたカビ。ここには幼虫が2匹映っているけれど、正確な数はわからなかった。孵化しなかった卵の方が多そうだとは思う。
2017年12月4日
ラムチャンの先月の卵は、ラムチャンが食べてしまったらしい。あれから何度か卵を産んだ様子はあったが、人間の与える餌には目もくれず自分の産んだ卵を食べ続けている。なんという永久機関。
この日はラムチャンの姿が見えなかったので瓶を掘り返していたら、卵室に頭から潜り込んで隠れたつもりになっていた。その卵室の中身も食べちゃったんですね。
2017年12月6日
ラムチャンもすっかり耄碌してしまったし、ベガとアルタイルの娘は全く産卵する気配がない。もう、余生は他の大人ケラたちと一緒に過ごしてもらうことにする。
幼虫たちの瓶には時折白い塊ができており、それはカビで、中心には死骸がある。去年の子らに比べて弱いが、違いといえば新しい水苔の量だろうか。大人の耕した水苔と混ぜてみてはどうだろうか。
この際なので全ての飼育瓶の水苔を混ぜて、なんかいい感じにしてやろうと思う。
920Bros. は1匹しか生き残っていなかった。他の子より一回り大きく色が薄いのがいたが、多分その子だと思う。現在うちのオケラたちの中で一番食欲旺盛だ。
1匹だからブラザーズでもねえな。920と命名する。
11月13日生まれの子は2匹残っていた。あまり成長している様子でもないが大丈夫かな。
11月28日に発見した子ら。5匹かあ。このくらいだとたくさんで飼った方が(きょうだいの死骸を食べたりして)栄養状態がいい気がするので上の2匹と同じ瓶で飼おうかなあ。
最後の卵室も割ってしまう。30個くらい産んでる。なんか黄色っぽいけど孵化するかしらん。
お年寄りたち。これでも影に隠れたつもりだ。
ラムチャン、お腹真っ黒ですっかりおばあちゃんだ。
昨年は「増えすぎても困るし」としょっちゅう言ってた気がするが、これだけになると流石に寂しい。ラムチャンの最後の卵が全部孵ってくれるといいが。
おっぱいちゅうちゅうオケラベビー
2017年11月12日
人間が日帰り旅行に行っている間にラムチャンが出産。また不完全な卵室になってしまっているのは水苔が新しすぎたせいだろうか。
2017年11月13日
10月18日に発見した卵室、ラムチャンが瓶ぞこをベチャベチャにし始めた時期を入れると、一ヶ月は経過している。いくら気温が下がったとはいえ、まだ孵らないとは心配だ。そっとそっと壁を剥がすと
孵化中でした、まさに。邪魔してごめんよ〜!
卵室の壁を剥がしていて、壁が層になっているのに気づいた。玉ねぎのように、ペラっと剥いでもまだ下に壁がある、という感じ。この卵室で少なくとも4、5層の重なりになっている。メスのオケラは卵を産んだトンネルの穴を塞いだあと、卵室の周りをぐるぐると走り回るが、そうしながら周辺の土をかき集め少しづつ壁の厚みを増していくのだろう。
2017年11月15日
2日間を卵室で過ごしたベビー達が揃って脱出を果たしていた。
英語のサイトだったか、ケラは孵化後しばらく集団生活するというようなことが書いてあったが、920Bros. も最初はこんな風に固まっていた。特に助け合いをしているわけではなさそうなので「集団生活」と言っていいのかどうかわからないが。
今回は、ベビー達がママのおっぱい(ラムチャンの体液が混じった水苔)をちゅうちゅう吸うところがよく観察できる。卵の殻の次に口にする食料というわけだ。