オケラと暮らす日記

オケラ(ケラ)を飼育しています。

暖かい場所に集うケラ

2016年12月19日

ケラ達が、日中、日の当たる面に集まっているように見える話はした。

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まるで早送りのような動き。新しいトンネルを掘るでなく、餌を食べているわけでもない。何をこんなに焦っているのか。

これだけ活発に動いていると、熱帯魚の水槽のようで楽しい。※個人の感想です。

 

ケラの飼育方法を調べると、観察するとき以外は箱でも被せて暗くしろとか、赤いセロファンを貼れ(これは実際試して失敗だった)とか書いてあるが、そんな必要はなかった。

水槽はケラが60匹くらい入っているので、内の方に住む子もいれば、あぶれて外側しか場所がない子もいる、という可能性はある。

が、ちびが広々と暮らしている金魚鉢や大小キャンディポットでも、暖かい壁際に過半数の子が集まっていたりする。

 

ただし、地面に向かって穴を掘り進むケラは、うっかり地面から顔が出てしまうと即座に引っ込む。実のところ、彼らはそこにあるものが透明かどうかはあまりわかっていなくて、自分の周辺に壁があるかないかで危険予知をしているのではないだろうか。

あるいは、ケースの素材が紫外線を通すか通さないかが関係していたりしないだろうか。

 

ケラの目は二つしかないように見えるが、複眼なので、その二つの中にたくさんの「目」を持つ。複眼は驚異的な動体視力を持つというが、それは赤ちゃんケラがジャンプ中に体をひねって壁を蹴る正確さをみても分かる。

人間はこの3Dの世界を脳内で平面に置き換えて捉えることしかできないが、ケラにはきっと、全く違う見え方なのだろうなあ。

人間には想像できない、再現できない世界だ。

で、あれば、セロファンだの箱だの、浅知恵というしかない。小賢しい。