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オケラと暮らす日記

オケラ(ケラ)を飼育しています。

ケラ・ザ・パフォーマー

2016年10月28日、夜

約一ヶ月ぶりにT沢さんからご予約の電話があった。水槽を自室から運び出し、店内のテーブルに置いてT沢さんを迎えた。上着をかけるハンガーをお渡しするなどしていると、T沢さんは急に水槽に気づいて「ちょっと待って!」と言った。「大きくなってる〜!」

しかし、意外なことにちょっと引き気味だ。「これだけいると……」

 

ベガの死、新しく産まれた子供達…… この一ヶ月の間に起きたあれこれを語りながら一時間の施術を終えた。待合スペースのソファに腰掛けてサービスの白湯に口をつけていたT沢さんが、もう一度じっくり見ようと身を乗り出したのにつられて、私も水槽を覗き込んだ。

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「あ、脱皮直後の子だ! T沢さん、これはレアですよ!」

盛大に指が写り込んでいるところから私の焦りがわかる。「また目を離した隙に脱皮されてしまいました。殻をどこに脱ぎ捨てたのかもわからないし」

 

私が写真を撮っている間に、T沢さんは水槽の端に近いところに注目していた。「これが殻ですかね? この子も脱皮直後?」

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あ、どうだろう? ここまで全身薄い色の幼虫は確かにあまり見たことないけれど、今日は水槽内の水分量が多くていつもと条件が違う。脱皮したばかりではないように思う。殻に見えるものは、別のものにも見える。

多分、昨日発見した死骸だ。このトンネルの先は、死骸を置いたあたりにつながっている。

 

様々な姿を見せる子ケラたちが、T沢さんにもだんだん可愛く見えてきたようだ。動画に興味を示されたので、私の YouTube アカウントを教えて検索してもらった。この日記にも貼った動画を次々再生しては、面白がってくださった。

 

2016年10月29日

金魚鉢組のベビーリーフに、かじられた跡が残っている。もうそんな時期? 今日は水槽に赤虫を入れた途端に中の子らがわちゃわちゃと騒ぎ出したので、何かそういう日なんだろうかと思って、試しに金魚鉢と大キャンディポットにひとつまみの赤虫を、末っ子たちのキャンディポットに少しのベビーリーフと赤虫1本を入れてみた。

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金魚鉢では、あっという間に幼ケラが赤虫にたどり着いてもぐもぐし始めた。

びっくりした。上のきょうだいたちはもっと育ってから赤虫やベビーリーフを食べ始めたんじゃなかったっけ? いや、もう一ヶ月だからちょうどいいぐらいなのか。いつまでも小さいと思っていたが、

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トンネルに引っ張り込んだりもできるようになっている。この子は半分ほど食べて満足したらしかった。

 

南向きの窓から光が差し込んで、飼育瓶を照らして眩しい。ふと末っ子を見ると

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ビーリーフに乗っかった子がいる。

もっとわかりやすい写真を撮ろうとしたが、ジャンプして土に潜ってしまった。

しばらく他の瓶を観察してからもう一度見ると、1本入れてやっていた赤虫が縦に突き立っていた。下から引っ張ってみたようだ。もう美味しそうな匂いがわかるのか、すごいな。

これからもっとマメにご飯あげないとだなあ。