ケラ、大人びる
2016年11月4日
昨日早朝小さな翅を持って脱皮した子が色づいた姿を見せてくれた。
小さいけれど、片側2枚、しっかりとした翅だ。いきなり成虫の翅が生えるのではなく、脱皮を繰り返して徐々に成長していくんだなあ。害虫駆除のサイトで読んだ回数より、ずっとたくさん脱皮している気がする。
2016年11月5日
夜、部屋の明かりをつけると1匹のケラが地上に這い出してきた。観察しやすくて良いなどと喜んでいる場合ではない。これまでに2度あったのでもう覚えた。ダメなんだね…?
蓋を取ってガラス越しではない姿を撮影した。この角度ではわからないが、この子もお尻がなくなっている。もう邪魔しないからゆっくりおやすみ。
2016年11月6日
朝、カビの生えた餌を新しいものと入れ替えるなどしていると、水槽の底に巨大なトンネルを建造していたデネブ級が、縦穴をよじ登り始めた。久しぶりにカメラに収められることを期待して準備した。底近くはガラスの写り込みが激しくて肉眼でも見えづらい。照明をつけたり消したり手前に黒いもの(リモコン)を置いたり。
また脱皮したようだ。形が複雑になっている。腹部のキワがフリリーになって、騎士みたいやん!
あっ!
翅が!
むちゃくちゃ立派になってる!!
翅が大きくなったので、相対的に腹部が短く見える。成虫と幼虫のスタイルの違いはこんなふうに出るんだ!
どうも昨日にでも脱皮したところのようで、抜け殻を一心不乱に貪っている。抜け殻を食べることをDNAに書いて生まれてきたと、確信させる食べっぷりだ。
この調子なら、今年中に鳴き出すんじゃないかと期待せずにいられない。