オケラと暮らす日記

オケラ(ケラ)を飼育しています。

ケラと巨大廃墟

2016年9月13日

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アマランサスいっぱい出てきたなあ。

大根葉の根と赤虫を、せめて少しでも食べやすいようにと埋めてやったのに、ほんのちょっとしか食べていない。

 

仕事が終わったあと、トイレの隅でアシダカ軍曹(子供)がじっとしているところに出くわした。軍曹(子供)どの、このようなところにいらっしゃってはお客様がびっくりしてしまいます。どうぞ奥の部屋へお帰りください、と念を送ってドアを解放しておいた。

 

2016年9月14日

寝起きにトイレでまだじっとしている軍曹(子供)に気づく。あれ、もしかして生きてない? 指で摘み上げるとやたら軽い。

そういうことならケラの栄養になってもらおうか、と瓶に放り込んでおいた。

後日、トイレの手洗い場で元気な軍曹(子供)と再会した。ケラ瓶に入っているのは「残像だ」そう、抜け殻ですね。

巨大廃墟のような蜘蛛の抜け殻が、小ケラが群がって崩折れていく様を想像すると、なんとも美しい。

みたいなことを考えていたが、ケラは巨大廃墟に一切近寄った様子もなく、つまらないので2日ほどで撤去した。

 

2016年9月16日

youtu.beビーリーフを入れてやった。夢中で食べている。そうかー、このくらい柔らかいのが好きか。

今までも水苔をかじっているのは観察できていたが、あれ、細かく砕いているだけじゃなくてやっぱり栄養にしていたのかな。これだけの食欲があるのなら、与えていた餌だけでは全く足りなかったはず。

 

今日の小ケラたちはとても活発だ。今日ならたくさん食べてくれるかもしれないと、赤虫をバラっと入れてやった。

すぐに土中に引きずり込んでもぐもぐし始めた。基本的には安全な場所で食事したいようだ。嵩のある葉っぱ類は引き込めないだけなんだろうな。

トンネルで赤虫をもぐもぐしていた子Aの後ろから、別の子Bが近付いていった。Aは赤虫食べるのを中断して方向転換してBを追いかけ始めた。

そうしている間にさらに別の子Cがやってきて、トンネルに放置された赤虫を平らげた。

Bは逃げ切った。AはCの食べこぼしをむしゃむしゃしている。

 

肉!肉!と興奮しているのか、追いかけあいもそこかしこで発生しているが、2馬身ほど離れたらそれ以上は追わないようだ。

赤虫入れるまでは、臆病な子は攻撃的な子のそばに近寄らないよう、少し向こうに姿が見えると気づかれる前に逃げていた。

「臆病な子」というのがいるのかいないのか、同じ個体が時には凶暴、時には臆病になっている可能性もある。見分けつかないし。