オケラとの暮らし〜第2章に突入
2016年9月1日
ケラの食べ残し量が多くなってきた。古い餌をずっと置いておくのも不衛生かと、気が向いたら取り替えるようにしている。
餌皿を瓶から取り出し、中身を掃除しようと見ると、5mmほどの黒いものが混ざっている。蓋の空気穴から蟻でも入ったのか?
それは、小さいけれども、紛れもなくケラだった。
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こんなことが起こりうるの?
成虫のケラを1匹ぽっち飼っていただけのつもりだったのに、いつの間に産卵していたのか。
じっとしているところを指先でつつくと、小ケラは私の指を避けるようにごぞりと足を引いた。生きている。
慎重に皿から出して瓶に戻した。いや、慎重じゃあなかった。もし大ケラが子供を食ってしまうとすれば? 別のケースに隔離するべきだった。
時はすでに遅く、小ケラは土中に消えてしまっていた。