オケラと暮らす日記

オケラ(ケラ)を飼育しています。

オケラのヌケガラ

2017年5月26日

地上へ続くトンネルのどん詰まりに、オケラのヌケガラを発見した。

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持ち主どこ行った。

今まで脱皮を目撃できた子らはわりとすぐヌケガラ食べてたような。

地上近くだったので、ヌケガラより赤虫を選んだのかな。

 

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目のところ、透明だ。

 

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頭(正確には胸)の真ん中からぱっくり分かれたのがよくわかる。こんなに複雑な形状なのに、どこも壊れていない。

昔飼っていたグリーンイグアナは、たまに運良く手袋落としていることがあるくらいで、人間が日焼けした時の皮の剥け方に近かった。

 

 

モテるオケラ、モテないオケラ

2017年4月14日

オスが上手に鳴いていた。しばらく聴いていると、呼応するようにメスがひと鳴きする。

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2017年4月30日

水槽を掃除した時、実はオスとメスの成虫を一組だけ、別の瓶に入れておいた。今のところ繁殖している様子はない。

このカップルのオスの鳴き声がこんな感じ。

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こんな下手くそな鳴き方ではメスは寄ってこないんではないかな。

大ケラ水槽を掃除する

2017年3月22日

年長ケラたちの飼育水槽を掃除することにした。暖かくなったら、と思っていたが、なかなか暖かくならないので冷たい風の吹く中震えながら行った。

大きいだけに、まだ掃除が必要なほど水苔が汚れているわけではないが、成虫ケラが毎日鳴いているので繁殖している可能性を考えた。もし卵室があれば隔離しておきたい。

 

全ケラ水槽から出してみたけど、さすがに閲覧注意かなあ。

 

 

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66匹で始まった水槽生活だが、56匹に減っていた。もっと半減するくらいの勢いで減っているかと思っていたので驚いた。

金魚鉢組より年長のはずなのに、随分チビもいるのはどういうことだろうか。もしかして、人間の知らないところですでに生まれてて、ここまで成長したとか?

ありえなくもない気が。

ともかく、内訳は幼虫33、成虫23。

オスメスを分けてみたかったが、静止している時でも見分けるのが難しいのに、こう元気に動き回られてはさっぱりわからないので諦めた。

 

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多分ですが、上がオスで下がメス。

ざっと見た感じ、メスが圧倒的に多い気がした。毎日鳴いているのもだいたいメスばかりなので、きっとそうなのだろう。

産まれる比率が違うのかも知れないし、オスは一度交尾すると生き続ける意味がないので、すでに……という可能性もあるのかな。

中ケラの金魚鉢を掃除する

2017年2月8日

中サイズのケラたちを飼っている金魚鉢を掃除することにする。

掃除前の様子はこんな感じ。水苔がこなれてトンネルが容易に観察できるが、餌が腐るのも早い。

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何度か引っ越し作業を経験したので、手順には慣れた。今回は古い水苔を全て処分するので、誤ってオケラを捨てないようにだけ注意すれば、いつもより観察しやすいはず。

 

16匹から10匹に減っていた。君らの上のきょうだいたちは、この金魚鉢に60匹以上で住んでいたというのに。

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サイズはこのくらい。

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おそるおそる下を覗き込む姿も超キュート。

 

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新しい水苔。せいぜい耕すが良い。

 

2017年2月24日

オケラのオスたちはよほど壁から遠いところに鳴き部屋を作っているのか、ものすごく近づいた時にタイミングが合えば声が聞こえる程度。

たまに、静かな夜か朝に「ジーーーーーーー」と聞こえてくることはある。

文献によると、春のオケラ(オス)は土の中のメスに呼びかけるため、外向きではなくトンネルに響くような部屋を作るそうだ。秋は遠くのメスに呼びかけるため、声が地上に届く部屋を作るという。

 

夜。餌を取り替えてやろうとレタスを洗って準備したが、オスが「ジーーーーーーー」と鳴き続けており、その声に被せるように、メスが「てりり」「てろろ」と美しい合いの手を入れておりあまりに楽しそうで近寄りがたく、小一時間聞き惚れることになった。

 

ケラ成虫、オスはどこへ行った

2017年2月2日

不思議な色の幼虫を見つけた。

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お腹が丸っこく、 翅の厚みが他の子に比べて厚い。ベース色が、カラーコードでいうと #b8860b 、darkgoldenrod あたり。翅はそれにクリームをかけたような色だ。

水槽の中身を開けて観察したい気持ちが高まる。こんな色の子がほかにもいるのか、とか、成虫のオスとメスの割合とか、気になることはたくさんある。

しかし、金魚鉢やキャンディポットと違い、それなりに大掛かりな作業になるのは目に見えている。もう少し暖かくなるまで我慢。人間の体力が削られる恐れがある。

 

2017年2月3日

今日から椿さんです(愛媛県民の時候の挨拶)。

本当の春が近づいてきたが、前に録音したあの時以来、オスが愛の歌を歌う声は聞こえたことがない。メスの鳴き声は毎日聞こえる。

オスメスを見分けるには背中を真上から見る必要があるが、そのような姿を都合よく人間に見せてくれる成虫はほとんどいない。今までのところ、なんとか観察できた個体は全てメスのように思えた。

 

成虫が膝小僧ぺろぺろしているところを撮影した。かわいいなあ。この子もおそらくメスだと思う。

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オケラをついに里子に出す

2017年1月20日

Facebook で友人とやりとりをしているうち、オケラの話になった。このブログの更新を Facebook で伝えるようにしているので、最初はその感想的なものを頂戴したのだ。早くなんとかしないとまた繁殖してしまう、これ以上は置く場所がない、とぼやいたところ「友人のお子さんがオケラ好きなので聞いてみましょうか」と言ってくれた。

話はすぐにまとまり、私の住んでいるところから高速を使って1時間半ほどの街に、オケラを里子に出すことになった。

 

この話が出るまでは、オケラに興味のある人がいれば差し上げたいとの思いはあったものの、何とは無しに水槽組の数匹を分けるイメージをしていた。しかし、里親さんは小学生。少しでも長く観察してもらった方が、楽しいし、勉強にもなるだろう。考える間もなく、末っ子をお譲りすることに決めた。

 

2017年1月22日

オケラは友人に受け渡しをお願いするので、里親さんとは直接お会いできない。オケラの飼い方に詳しい本は見当たらないし、ネットで拾える情報は、間違いとまでいかなくても、実際にはそこまでやらなくても大丈夫だったというようなことが多々あったので、私流の飼育方法を紙に書いて伝えることにした。

文章をつらつら書いていると、これで伝わるだろうかと心配になり、つい冗長になる。イラストを付け足してみたりするうちに、こういう形になった。

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孵化した日(誕生日)を書き添え、QRコードから孵化の動画に飛べるようにした。オケラを飼う子はクラスに1人くらいはいるだろうが、他人の撮った動画とはいえ孵化から生涯を観察する機会はそうそう持てないだろう。

 

2017年1月25日

末っ子の飼育瓶のエサを取り替え、ひとつかみの赤虫を分けたジップバッグと自作の「オケラの飼いかた」マニュアルとともに紙袋に詰め、路肩に雪の残る高速道路を走った。

末っ子らにとって初めてのドライブは心配ではあったが、到着して確認しても変わった様子はなく、水苔のトンネルをチョロチョロ走り回っていた。

無事友人への受け渡しが済み、その夜、里親さんの手に渡ったと連絡があった。飼育瓶を両手で支えもってじっとケラを見つめる里親さんの動画付きで。

「小さい」と呟く声がかすかに聞き取れた。彼が今までに見たことのあるオケラは成虫だったのだろう。

だが、喜んでくれたようだ。大事に育てますとメッセージをいただいた。聞きたいことがあればご遠慮なく連絡くださいと返信した。

私の初めてのケラ仲間だ。

ケラの寝床は暖かい

2017年1月18日

キャンディポット(大)の水苔がかなり汚れてしまっているので替えてやることにした。この中には10匹の幼虫が住んでいたはずだ。今回も数を数えながら行った。

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8匹が元気に生き残っていた。すぐに新しい水苔を掘って潜っていくが、頭隠して尻隠さず状態で落ち着いている子もいる。尻尾センサーは狂ってないかよ?

古くなった水苔は、黒ずんでじっとりとしている。水分の多い見た目からは冷たそうに感じるが、実際触ってみるとこれが暖かい。餌の食べ残しとケラの排泄物が発酵して熱を出しているのではないかと思う。これで野菜クズでもなんでも食べてくれるのならコンポストにできそうだが、好き嫌いするからなあ。

 

2017年1月19日

ギチギチに詰めた水苔を掘り回って、早速食餌用のトンネルができていた。

ちょこっと顔を出して、キャベツパクパクしています。

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