オケラと暮らす日記

オケラ(ケラ)を飼育しています。

ケラについて、大学教授に聞いてみた

2018年8月8日

愛媛大学ミュージアムで開催されていた昆虫展に行ってきた。

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愛媛大学農学部環境昆虫学研究室

小西教授がちょうどお手すきの様子だったので、色々とケラの質問を投げかけてみた。

 

Q. ケラのメスが鳴く目的は?

A. わかりませんが、無目的ではなく、おそらく仲間を呼んでいるのでしょう。

 

Q. ケラのメスが自分の卵を産んだそばから食べていたのですが?

A. 無精卵だったのかもしれませんね。二世代目とのことですので、近親交配の影響もあるかもしれません。

 

Q. インターネットで調べると、多頭飼いすると共食いするとのことだったのですが、うちでは死骸は食べていたようですが生きている個体を襲うような様子はありませんでした。ハンターはやらないのでは?

A. 雑食性で木の根なども食べることができるので、わざわざ元気な生き物を襲う必要はないでしょうね。

 

Q. 卵から孵った幼虫は一回り大きくなったあたりで地面に上がってぴょんぴょんはねるのですが?

A. 拡散でしょうね。ひとところにいて餌の取り合いにならないように、散らばるのですね。

 

Q. 今年はオケラが1匹しか残っていないので、捕まえたいのですが、どうすれば捕まえられますか?

A. う〜〜ん(笑い)、捕まえようと思って捕まえたことないので。土を掘っていたら出てくるというか(笑い)

 

Q. ノミバッタも飼ってみたいのですが、捕まえられますでしょうか?

A. 吸虫管を使うといいかもしれません。ホームセンターに売っているもので作れますから、ぜひやってみてください。

 

アンケートの「これから昆虫展で扱ってほしい昆虫」の欄に「オケラを展示しましょう!トンネルの様子が観察できて面白いと思います!」と書いておいたので環境昆虫学研究室の皆さんよろしくお願いします。

 

 

2018年8月20日

まだ鳴き声すら聞かせてくれないおひとりさまメスオケラの 920 。今朝、給餌しつつ飼育瓶を眺め回していて、壁に緑色のカビの塊がくっついているのに気が付いた。これはもしや。割り箸でほじくり出してみると

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わかるかわからないかわかりませんが、この左下の丸いやつ、おそらく卵です。

しかしながらカビてしまったということは、いうことは?

カビた卵っぽいものは5粒ほど確認できた。交尾しなくても卵産むものなのか。それともこれは何か他のものなのか。

教授への質問で無精卵を産むことはわかったわけだが、せっかくなので単為生殖しないものかと期待しているのだ。聞いたことないし。

コーヒー豆オケラ、金魚鉢に引っ越す

2018年6月12日

カリタのコーヒー豆ポットの底をぐるぐる回って暮らしていた薄灰色のケラ 920 を、金魚鉢に引っ越しさせた。

この子のきょうだいの中には水苔を取り替えた直後に息をしなくなったものもいるので、因果はわからないが念のため金魚鉢の中には古い水苔と新しい水苔を混ぜて敷き詰めた。底の方に古い水苔が多くなるような塩梅で。

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さすがとんでもなく元気で少しもじっとしてくれない。あまりいじりまわすと文字通り死を賭して抵抗しそうなのでお腹と背中の色を確認してすぐ鉢に移した。

 

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水苔が取り払われて少しでも暗いところに隠れようとする 920 。

前翅がシュッとしているので、やはりメスのような。

昨年9月生まれのケラ、大人になる

2018年6月1日

2017年9月20日に孵化した薄灰色のケラ、名付けて 920 が、初めて脱皮直後の姿を見せてくれた。

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美しい。

脱ぎたての殻がお尻の辺りでくしゃくしゃになっている。

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そしてなんと、一段と白い後翅が背を覆っている。羽化だ。

 

2018年6月2日

一晩経ち、白かった体はすっかり色付いた。薄灰色は健在だ。ケラの生まれつきの体の色は生涯変わらないかもしれない証拠が一つ観測できた。

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鳴き始めるまでわからないが、どうもメスのような気がする。今年は外からお嫁さんを迎えるのは無理かな。

それならそれで、単為生殖するものなのかどうか興味がある。

 

920 の親世代の最後の1匹はいつの間にか命を終えてしまっているので、空き家になった思い出深い金魚鉢に近々 920 を引っ越しさせたい。

ここのところ人間が忙しく疲れ果てているのですぐには無理かもしれないが。

君はオケラの排泄を見たことがあるか

2018年4月9日

920 は、時々すごい勢いで人間の与える餌を食べ尽くしているが、基本的にはほとんど姿を見せない。賢明である。

この春産まれた子らはいつの間にやら全滅しており、その子の母親はまだ生きていて、時々卵を産んでいる。

卵は大体自分で食べるか、放置してカビの塊にしてしまう。

そんな彼女、何度も往復して作った立派なトンネルで、しきりとお腹をさすっている。このような場面には久しぶりに遭遇したので、iPhone 片手に近寄ってみた。

すると、お尻の先から何やら白いものが…

 

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卵かな、と思ったけどそうじゃなかった。このあとトンネル内を行き来してまた同じ場所に戻ったので、続けて何か出すかと構えていたがそんな様子はなく、口器で丁寧にお尻を掃除して奥に潜っていった。

春生まれのケラ、孵化後二週間

2018年3月15日

3月2日に発見した、奇形気味に生まれた幼虫たちのうち1匹は、外から見えるところに陣取り移動せず、しかし脚をモジモジと動かしている。どうやって生きているのか謎。

そしてあの日立ち上がることさえできなかった子らは残らず死骸になってしまった。

まだ餌を与えるとか掃除するとか、そんなお世話をする段階ではないが、ちょっとだけ様子が見てみたいじゃないですか。

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生きてました。

お腹の丸い感じもだいぶ解消されているような? ちょっとまじまじ確認する(ために捕まえる)のは傷つけそうで怖く、よくわかりません。

 

あ、ジャンプした!

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元気そうな子がこの子の他にもいるのが確認できたが、すぐにジャンプして隠れてしまったのでそれ以上は探さなかった。

そっと飼育瓶に水苔ごと戻して、水だけ足しておいた。

幼ケラ920、少年っぽくなる

2018年3月12日

薄墨色した幼虫オケラ 920 は、最近食欲が旺盛だ。葉っぱも赤虫もモリモリ食べる。まだ脱皮を観察させてくれたことはないが、順調に成長している。

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翅に厚みができてきた。もうすぐ大人になるのかしら。

 

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凛々しい顔つき。

お腹の丸いオケラの子?

2018年2月11日

920 が顔を見せてくれた。1匹で飼っているとやはり土もほとんど汚れず、掃除も必要ないのでブログに書くことがない。

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肩のあたりに小さな羽ができている。色が少し濃くなったかな?

 

2018年2月24日

羽がちゃんと4枚あるのがわかる写真が撮れた。

この子の親世代では茶色系、ダークグレー系の子が結構いたのを考えれば、生まれ持った色の特徴はあるのかもしれない。

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2018年3月2日

先月のはじめは卵の瓶もちょくちょく様子を見て水を足したりしていたが、その度に緑色のカビの塊と化した卵を捨てなければならなかったので、もうダメだろうとほとんど諦めていた。そんなこんなでふとかなり水苔が乾燥しているのに気づき、試しに開けてみて孵化していなければ今日こそ撤去しようと決心した。

 

そんな時に限って、

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孵ってるじゃない!

 

だがしかし。

どの子も形がおかしい。お腹が丸すぎる。中途半端な奇形っぽい子もたくさんいる。

かろうじて歩ける個体が5匹。あとは全く動かない子、転がったまま脚をヒクヒクさせている子。どう見てもあと数日の命だ。

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いつもなら赤ちゃんを発見したらあまり触らず瓶に戻すが、あまりにカビ化した卵が多かったので一旦外の世界に出した。

あとは私にできることは何もないので、ただ強く生きてくれることを願う。